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朝礼やスピーチで使える!名言集

就職活動
人間の卒業式は葬式と心得よ。何事も、それでなければ成就できないぞ。 (品川弥二郎の言葉)

人間の卒業式は葬式と心得よ
成功者の少ないわけ

 二宮尊徳が、家族と食事中のことである。
 鉢に盛られた、たくあんづけをとろうとすると、下の皮までよく切れていなかったので、四五切れつながったままだった。
 それを示して尊徳は、
「そら何事も大切なのはここだよ。
 たくあんを出すのはたいへんだ。まず重石をおろし、ふたをあけ、糠だらけの大根を引き出す。桶を元のように始末してから、よく糠を洗い落とし、包丁で切り、鉢へ盛らねばならぬ。
 ところが切るときに、力の入れ方が足りないと、いざ食べるとき、こうした不都合なことになる。お客に出せば失礼だ。
 だれでも、十中八九まではできるものだが、あと一つをキチッとしない。
 これが、その人の成功不成功の分かれめじゃ。
 人間すべて最後が大切と心得るがよい」
 こんこんと教えたという。

 かつて、一高校長として令名のあった杉敏介が、大学を卒業したとき、維新の際、幾度となく白刃の下をくぐってきた同郷の大先輩、品川弥二郎の屋敷にあいさつにいった。
 大学の卒業者は寥々たるもので、学士さまといったら、世の尊敬を一身にあつめた当時である。
 得々として訪ねた杉に、縁側に腰をかけたままの品川、そのときこう言った。
「人間の卒業式は葬式と心得よ。何事も、それでなければ成就できないぞ」
 杉は、この「人間の卒業式」の一句を座右の銘として、生涯、事にあたったという。

 大相撲には、
「番付一枚の差は殿様と家来、一段違えば虫ケラ同然」
という、ことわざがある。
 これが土俵を支えてきたともいわれる。
 入門一年で三分の一がやめ、四、五年たっても幕下になれないと廃業するのが常という。
 幕内になれるのは二十人に一人。大関ともなれば百五十人に一人といわれる。
 いかに最後まで気をぬかず、初志貫徹することの難しいことか。成功者の少ないわけも知らされる。

出典

光に向かって 100の花束

高森顕徹 著
96話 より


新装版 光に向かって100の花束

高森 顕徹 著
96話 より
挨拶は、前向きに大きな声が大事
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小を軽視する者は大を失う (大北鉄道会社社長 ジェームス・ヒルの言葉)
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この峠が楽に越されたら、だれでも越して商売するから、あまりもうからないのだ。この峠が、もっと高くて険しければ、だれも、この峠を越えて商いをする者がいなくなる。それを越していけば、商売は大繁盛するのだ。 (江州商人の言葉)
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人間の卒業式は葬式と心得よ。何事も、それでなければ成就できないぞ。 (品川弥二郎の言葉)
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彼は一葉の紹介状も持参しなかったが、実に多くの、明白な紹介状をたずさえていた。 (ウールウォース商会幹部の言葉)
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迷えば迷うほど努力がむだになると知ったら、最初に熟慮して決断し、断固努力で突きぬけるがよい。
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お草履は手前のご主人、お風邪を召しては大変と存じまして……。 (木下藤吉郎の言葉)
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少なくとも1日に1人を喜ばせよ。10年すれば、3650人を喜ばせることになる。一町村あげて喜ばせる、寄付金を出したのと同様だ。 (シドニー・スミスの言葉)
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私は“どうぞ!”の一言と、そのほほ笑みに、すっかりほれこんでしまったのです。
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ワシは、一職をうれば一職、一官を拝すれば一官、その職官に没頭して今日にいたったのだ。ほかに出世の秘訣は、なにもない。 (豊臣秀吉の言葉)
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