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朝礼やスピーチで使える!名言集

結婚式
男は47、女は48の歯車でかみあっている。突然一つの山が、かちあうときがある。

夫婦はもともと他人である。だからケンカもする

 夏の暑い日、主人が帰る。
「いま帰ったぞ。ああ暑かった」
「おかえりなさい。暑かったでしょう。家にいてさえ汗が流れたのに、一生懸命働きなさって。マア! この汗。太郎、うちわであおいであげな」
「ナーニ、これくらいの暑さ。オオ、もう一ぺんいってこようか」
となるが、
「おかえり。夏ですもの、あんただけが暑いのではないのよ。大きな顔しなさんな」
とくると、
「ナニ、このふてくされめが」
となる。

 男には、三軍を叱咤するような気持ちのおこるときと、子供のように甘えたいときがある。
「とにかく、おれについてこい」
と、たのもしくリードするかと思えば、
「オイ、母ちゃん、耳のあかをとってくれや」
と、膝枕でヨダレを流したりする。

「オイ、一万円だぞ」
と、奥さんに渡すと、
「一万円、一万円と、えらそうに言わずに、あるだけみんな出したら」
「男には、交際があるんだ」
「つきあい、つきあいと言って、よそばかりで飲まないで、家で飲んだら、どうォ」
「豚の尻みたいな顔見て、飲まれるか」
「長い間、がまんしてきたが、こんなに侮辱されたことないわ。十七年前、一緒になってくれにゃ死ぬと言ったのは、どこのどなただったのよォ!」
「このやろう!! 昔のことを引っぱり出しやがって……」
と、収拾つかなくなる。
 なぜ夫婦ゲンカが、おこるのか。
 男は47、女は48の歯車でかみあっている。突然一つの山が、かちあうときがある。
 どちらかが〝すみません〟と、詫びをいれればいいが、はりあうと歯車は、かちあった状態のままになる。

 要は一心同体と考え、無礼な言動が原因だ。
 夫婦はもともと、他人であることを、忘れてはなるまい。

出典

光に向かって 100の花束

高森顕徹 著
8話 より

新装版 光に向かって100の花束

高森 顕徹 著
8話 より
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男は47、女は48の歯車でかみあっている。突然一つの山が、かちあうときがある。
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